オークスTR「第45回フローラS」が東京競馬場で行われ、1番人気サンテミリオンが直線で力強く抜け出し完勝、オークス(5月23日、東京)の有力候補に躍り出た。鞍上の横山典は今年早くも重賞8勝目。2着アグネスワルツ、3着ブルーミングアレーまでがオークスの優先出走権を獲得した。
メジロジェニファーの放馬で発走は8分遅れ。波乱の予感も漂ったが、終わってみればサンテミリオンの強さだけが際立った。スタートを五分に出るとスムーズに3番手を確保。横山典は折り合いに専念し直線へ。内で逃げ粘るアグネスワルツを見ながら、追い出しをぎりぎりまで我慢。直線半ばで鞍上の手が動くと瞬時に反応して先頭に立つ。最後までしっかりした脚取りで後続に1馬身差をつけた。
これがこの日5勝目、絶好調の横山典は引き揚げてくるなり「お父さんに似てると言っておいて走らないと困るからね」とリップサービス。父ゼンノロブロイは3戦2勝で挑んだトライアルを制してダービーも2着に好走。「お父さんにも3回乗って青葉賞を勝った。本当にお父さんそっくりだね」と笑顔を見せ、完勝の内容を振り返った。
断然の1番人気に支持された前走・フラワーCはスタートで後手に回り、流れに乗れず3着。桜花賞に出走できなかった。「前回はゲートでちゃかつくところがあったが、きょうは落ち着いていたね。スタートしていい感じで前に行けた」。陣営がこの中間、ゲート練習を取り入れた成果が実を結んだ。さらに鞍上は「直前の攻め馬を控えた分、前回と違ってピリピリした感じもなくて穏やかだった。落ち着いていたのが勝因だね。前回はパドックからイライラしていたから」と気性面の成長を口にした。
さあ次はオークス。女王アパパネに挑む。「こういう競馬ができれば距離が延びるのも気にならない。だが他の馬も強い。成長してもう1段階パワーアップしてくれれば。ここを勝てて本番が楽しみになった」と手応えを明かす。アプリコットフィズとのコンビ(オークスは武豊が騎乗予定)で臨んだ桜花賞はアパパネの前に5着に敗れたが、ライバルの走りはしっかりと目に焼き付けた。今年、早くも重賞8勝目をマークした名手が打倒女王に燃えている。
◆サンテミリオン 父ゼンノロブロイ 母モテック(母の父ラストタイクーン)牝3歳 美浦・古賀慎厩舎所属 馬主・吉田照哉氏 生産者・北海道千歳市社台ファーム 戦績4戦3勝 獲得賞金7980万6000円。
4月26日7時4分配信 スポニチアネックス
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