「第11回ジャパンカップダート」が5日、阪神競馬場で行われた。1番人気のトランセンド(牡4=安田)が自分のスタイルを貫くようにハナを奪い、そのまま後続を振り切ってG1初制覇を飾った。管理する安田隆行師(57)、ワイルドラッシュ産駒にとってもG1初勝利となった。トランセンドは今後、来年のドバイ(アラブ首長国連邦)遠征を視野に入れ、調整されることになった。
1番人気のトランセンドが1度も先頭を譲ることなくゴールイン、完ぺきにレースを支配して優勝した。藤田の腹はスタート前から決まっていた。
「スピードのある馬。プレッシャーはあったけど、この馬の競馬をするだけ」
スタート直後からバーディバーディにマークされる形。直線では並ぶシーンもあった。それでも逆転は許さない。前半3F通過後は1F12秒前後のラップを精密機械のごとく積み重ねて勝利をつかんだ。藤田は騎乗している感覚を「ストライドの大きい馬で、乗っていて速いという気がしない。この馬のリズムで走れば時計は速くても大丈夫」と語り、レースを振り返った。
各馬が引き揚げてくる検量室前、人さし指を立てNo・1をアピールするジョッキーを安田師は涙を浮かべて迎えた。開業16年目にして初のG1制覇。思わずハンカチでほおを拭った。騎手時代(91年)にトウカイテイオーで皐月賞、日本ダービーを制した経験はあるが、トレーナーとして味わう勝利は格別だった。
「両方ともうれしいんですが、ジョッキーの時は涙が出なかった。きょうは涙が湧いてきました」
大一番を迎えるにあたっては「負けたら仕方ない」との覚悟があった。それだけ状態面には自信があった。「ここに来てメイチの状態に仕上げられた。ある程度の結果は出ると思っていました」と語る。
G1タイトルを手に入れ、さらに目標が広がる。前田オーナーがプランを明かした。「ドバイへ行こうかという話をしました。フェブラリーSを使うかどうかは状態を見ながら」。その砂漠の地とは奇妙な縁がある。今年、ドバイに向かう飛行機のファーストクラスで前田オーナーと藤田が偶然隣り合わせになった。「それまであまりつながりはなかった」(前田オーナー)が、その時の会話で意気投合。自然とコンビ結成となった。
ドバイで生まれた縁がドバイで実を結ぶのか。小細工知らずの新王者が海外を目指す。
≪オーナー、4角で確信≫オーナーブリーダーの前田幸治氏は報道陣に囲まれ満面の笑み。レースは「向正面でうまいこといっているな、と。4角を回って勝ったと思いました」と回顧。そして「G1はローブデコルテ(07年オークス)以来。非常に長かった、苦しかったです。重賞は勝っているけどG1にはなかなか手が届かなかった。非常にうれしい」と喜びに浸っていた。
◆トランセンド 父ワイルドラッシュ 母シネマスコープ(母の父トニービン)牡4歳 栗東・安田隆行厩舎所属 馬主・前田幸治氏 生産者・北海道新冠町ノースヒルズマネジメント 戦績14戦7勝 獲得賞金3億1023万円
スポニチアネックス 12月6日(月)7時2分配信
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