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人と馬の絆を伝えた悲運の名馬
昭和42年12月17日阪神大賞典(阪神競馬場:芝3100m)。
【名馬を襲う悲運】 巨大な馬体を、4本の細い脚で支えるサラブレッド。スピードを追求して進化する過程で脚の故障は宿命ともなったが、競馬関係者にとってもファンにとっても、その瞬間を目の当たりにするのはつらいことだ。記憶に新しいところではライスシャワー、サイレンススズカなどの名馬がファンの目の前でアクシデントに見舞われた。走る馬ほど脚部にかかる負担は大きく、名馬の悲運がいつ現実になるかは分からない。とても残念なことだが、競馬ファンであり続ける限り、その悲しみを乗り越えていかなければならないのだ。
【悲劇の舞台は暮れの阪神大賞典】 昭和40年の日本ダービー馬キーストンも、レース中の故障で生命を終えた馬だ。6歳時に出走した暮れの阪神大賞典。5歳春から6歳夏まで脚部の故障で長期休養を取ったこともあり、関係者は慎重を期して遠征を避け、中山の有馬記念ではなく地元の阪神大賞典を6歳最後のレースに選んだ。僅かに出走頭数は5頭。木枯らしの吹きすさぶ阪神の3100m戦で、キーストンは1番人気の支持を受けた。現調教師の山本正司を背に、軽快なピッチでレースを引っ張ったキーストン。だが、最後の直線に悲劇が用意されていた。
【3本の脚でコース上に佇むキーストン】 キーストンは小柄な逃げ馬だった。ダービーを含め18もの勝ち星を積み重ねた名馬ながら、この馬の走りに“華麗な逃げ脚”といった表現はほとんど見られない。常になにかに追われるように、懸命に逃げ脚を伸ばしていたという。阪神大賞典でも、一度も先頭を譲ることなく最後の直線へと向かったキーストン。しかし、ゴールまであと300メートルのところでキーストンの左前脚が突然悲鳴をあげた。なにが起きたのか分からないまま、鞍上の山本は左右に揺れ、そして落ちた。落馬の衝撃で意識を失った山本。コース上に佇むキーストンの左前脚は、地面から離れ不自然に揺れていた。左第一指関節完全脱臼、左前脚が皮膚だけでつながった状態であり、もはや誰の目にも回復は望めない重傷だった。
【後世に語り継ぎたい人と馬の絆の物語】 激痛に耐えかね、狂ったように暴れてもおかしくない状況だったが、キーストンは残った3本の脚を使い、コース上に横たわる山本の元へ一歩一歩近付いていく。山本の顔を覗き込んだキーストンは、その安否を気遣うように鼻先を山本の顔にすり寄せた。意識が戻った山本は、両手でキーストンの首を撫でた。そのとき、キーストンと山本はなにを伝え合ったのだろう。冬枯れの芝生の上の、あまりに悲しくて、あまりにも美しい光景。現実とは思えない世界から我に戻ったファンの中から、コースに向けて拍手が起きた。そして、キーストンは安楽死の処置によって、その日のうちに旅立って行った。 キーストンがなぜ最後まで冷静だったのかは、誰にも分からない。ただ、山本との深い信頼感が、その助けになったことは間違いないだろう。人と馬との絆を、誰もが信じることができたこのレース。どんなビッグレースよりも、後世に語り継いでいかなければならないはずだ。
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