
競馬界に“ニンジャ”旋風を巻き起こす。世代最初のマイル重賞「第31回新潟2歳S」ではニンジャに注目。馬名を連想させる俊敏な走りはもちろん、手裏剣マークのメンコ、お尻の“忍”の文字が競馬ファンの目を引きつける。重賞でも侮れない存在だ。
ニンジャはデビュー戦で後続に3馬身半差をつけて快勝。馬名通りの俊敏な走り、仕掛けられてからの反応が実に鋭かった。手綱を取った藤岡康はこう振り返った。「ハナには行きたくなかったのでゲートはうまく出たけど控える形で。抜け出してからは遊んでいたくらいだし、まだまだ良くなる」と声を弾ませながら潜在能力を評価した。
発熱のため予定よりデビューは遅れたがあの勝ちっぷり。レース後は放牧に出して、ここを目標に調整。先々週に帰厩してからも坂路で順調に乗り込み、先週は4F52秒8で格上馬と互角の動き。宮師の口ぶりからは感触の良さが伝わってくる。
「走る気満々で気合が入っているね。発熱で状態を気にしながらの前回と比べても本当に順調。重賞でもいいレースを見せられるんじゃないかな」
セールスポイントは勝負どころでの反応の良さ。「脚をタメればかなりの切れる脚を使える」と師が評価するように、持ち前の瞬発力を直線の長い新潟で存分に発揮する構えだ。うまく折り合いをつけて3番手で追走した前走を見る限り、1F延長も問題ない。宮師は言葉に力を込める。「いろいろと注目を集めている馬だからね。まだこれからだろうけど、何とか期待に応えたいよ」
ユニークな馬名に加えて、そのいでたちも特徴的。手裏剣マークのメンコ(覆面)、そしてお尻には“忍”の文字。パドックでもひときわ目を引く個性派だ。競馬界の“忍者”を応援しようと、忍者の里として古い歴史をもつ三重県伊賀市と滋賀県甲賀市が地域をあげてバックアップ。レース当日には忍者衣装をまとった応援隊が駆けつける予定だ。大きな期待を背負ってニンジャが新潟に初見参する。
◆忍者絡みの珍馬名 00年デビューのシュリケンは地方交流競走1勝のみで荒尾へ移籍した。地方は役者ぞろい。98年に高知デビューのハットリクンは通算15勝。クノイチはこれまで3頭が馬名登録されている。98年に園田でデビューしたクノイチは9歳まで172戦走ったがわずか2勝のみ。現役馬は盛岡で3戦未勝利。JRAではSS産駒セイウンクノイチは未勝利に終わったがG1馬セイウンワンダーを生んだ。
スポニチアネックス 8月31日(水)7時1分配信
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