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関西馬15頭に対して関東馬はわずか3頭。西高東低のダービーになったが、関東から2頭出しで臨むのが二ノ宮敬宇調教師(58)だ。甲乙つけ難いナカヤマナイトとショウナンパルフェという実力馬を擁する二ノ宮師。関東の屋台骨を背負うトレーナーに今回のダービーにかける思いを聞いた。(取材・構成 黒田栄一郎)
初めて管理馬をダービーに送り出して、いきなり3着(98年ダイワスペリアー)。二ノ宮調教師はこれまでに、5頭の管理馬をダービーに送り込んできた。
「日本ではヨーロッパのクラシックディスタンスを規範として、ダービーの2400メートルという距離を目標に競馬をやっています。すべての関係者は生まれた時からそのためにやっているし、僕もそのために何年もやっているわけですから」
レースを観戦してもまったく声を出さず、冷静なことで知られる二ノ宮師でも、ダービーというレースには伝統の重みを感じている。
今年はナカヤマナイトとショウナンパルフェという甲乙つけ難い2頭が出走する。
「1頭はセリで購入(ナカヤマナイト=09年セレクトセール1歳セリで1050万円)した馬ですし、もう1頭は生まれた時から見てきた馬ですし、どちらも成長を見込んできました。ここまでやってきたことの集大成といえる舞台に2頭も出られることは、本当にいいことだと思います」
2頭とも二ノ宮厩舎のカラーを感じさせる血統と言っていい。ナカヤマナイトは、昨年の凱旋門賞2着馬ナカヤマフェスタと馬主、父(ステイゴールド)、セリの落札価格(1歳セリで1050万円)まで一緒。かたやショウナンパルフェは、全姉ショウナンタレント(07年フラワーC)、半兄ショウナンアルバ(08年共同通信杯)も重賞勝ちという厩舎ゆかりの血統だ。
「ナカヤマナイトは先週の追い切りでもハミをガチッと噛む面があったりして難しい面もありますが、調教そのものはいい感じで来ています。距離はこのくらいまでが守備範囲でしょう。逆にショウナンパルフェは、前から距離が延びていいタイプと見ていました。体が柔らかくて疲れが残っていないし、体も戻っています。どちらも調整過程としてはいい感じで来ていますね」
26馬房を貸与される自身の厩舎経営だけでも目を行き届かせることが大変だが、長らく調教師会の役員も務めてきた。関東馬の不振に危機感を抱いてきた経緯もある。 「今は美浦の預託頭数も少なく、厳しい状況にあります。そうした中で2頭も使わせてもらうことができたのは、よかったですね。こういう大きな舞台ですから、何とか我々も頑張らないと」
凱旋門賞で2度の2着(99年エルコンドルパサー、10年ナカヤマフェスタ)という実績を残してきた二ノ宮師に、“凱旋門賞とダービーはどういうレースなのか”という質問を最後にぶつけた。
「両方勝つことができたら、いつ調教師を辞めてもいいですよ。そうでしょう?」
終始厳しかった表情が緩んだ。ナカヤマフェスタも先週美浦に帰厩して元気に調整されている。このダービーの結果次第では、「調教師、本当に辞めるんですか?」という質問を年内にする機会があるのかもしれない。 ☆ 当たる馬券がここにある -「完全予想サイト」- ☆Lucky Times
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☆今週の予想は5月27日夜に発表します。
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