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◆第125回目黒記念・G2(28日・芝2500メートル、東京競馬場、やや重) 最軽量ハンデ(51キロ)の8歳馬、キングトップガンが2番手から押し切り、重賞初制覇。鞍上の横山典弘騎手(43)=美浦・フリー=は、昨年9月の落馬、同11月の復帰以来初めての重賞勝ちとなった。1番人気のハートビートソングは2着、トップハンデ58・5キロのマイネルキッツは8着に終わった。 ベテランの「知恵」と「技」がさえ渡った。キングトップガンの横山典は、スタートから果敢に攻めた。1コーナーを3番手の内で回ると、向こう正面で2番手に押し上げた。「朝から雨。馬場が悪いから、51キロの重量を最大限に生かし、前々で競馬をした」 これで、勝負あり。2500メートルの長丁場だというのに、直線に向いても勢いは衰えない。ハートビートソングの猛追を首差退けて勝利。横山は「51キロは、乗っていて楽。加速が違うもの。体が軽いから、このハンデでも大丈夫。減量騎手になれば、いっぱい勝てそう」とジョークを飛ばし、昨秋の落馬負傷からカムバックして初めての重賞勝ちを喜んだ。 今後は、例年通り北海道に遠征する。「よくぞ、勝ってくれた。体はまだ若いし、函館、札幌の馬場も合っている。サマー2000シリーズを狙いたい」と鮫島調教師。夏の名物シリーズに、意気盛んな8歳馬が花を添えそうだ。 ◆キングトップガン 牡8歳の鹿毛。父マヤノトップガン、母グリタリングフラワ(父マルゼンスキー)。戦績35戦6勝。総収得賞金1億5284万3000円。重賞初制覇。生産者・北海道新冠町の北星村田牧場。馬主・池田豊治氏。栗東・鮫島一歩厩舎所属。 スポーツ報知 5月29日(日)8時3分配信
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